前輪
ぜんりん異読 まえわ
名詞頻度ランク #28706 · 青空 52 例
標準
front wheel
文例 · 用例
沼の岸に行きついて、自転車の前輪が、ずぶずぶぬかった。
— 太宰治 『懶惰の歌留多』 青空文庫
「柵の杭はかく打つもの、結び様はこの様にするもの」と云い乍ら立ち働いて居るのを見て、昌景、「彼奴は尋常の士ではない、打ち取れ」と馬上に突っ立つ処に、弾丸、鞍の前輪から後に射通した。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
幸村は、三つの深手を負ったところへ、この鉄砲組の弾が左の首摺の間に中ったので、既に落馬せんとして、鞍の前輪に取付き差うつむくところを、忠直卿の家士西尾|仁右衛門が鎗で突いたので、幸村はドウと馬から落ちた。
— 菊池寛 『真田幸村』 青空文庫
皇帝が前の座席の左側にすわってハンドルを握り、皇后はその右側にすわって一枚の地図を拡げ何か皇帝にお尋ねになると、皇帝は右を向いてその地図をのぞき込まれた、その瞬間に車の右の前輪が道の片側を仕切るコンクリートの低い土手の切れ目にひっかかった。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
御覧の如く前輪は恰も水車のやうに大きく、後の輪がお盆のやうに小さい地金製の三輪車であるが、然も之が成人の乗用車なんだぜ。
— 牧野信一 『写真に添えて』 青空文庫
しかし、ペタルが前輪の中心にあつて、把手とすれ/\に着いてゐるサドルに懸けると両膝のかたちがバツタのやうに曲つて、膝小僧がぬつと前へ突き出るといふ格構だから、十八九にもなる娘となれば、如何ほど僕にすゝめられても撮影のために勇姿を示すわけには行かぬだらう。
— 牧野信一 『写真に添えて』 青空文庫
けれどもとうとう紅矢の親切な言葉を断り切れず、鞍の前輪に乗せられて都の方へ連れて行かれました。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
前輪にピッタリ食ッつくと、パッ、パッ、パッ、パッ、パッ、パッ、ふもとをさして馳せくだった。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
作例 · 標準
縁石に強くぶつけたせいで、車の前輪がパンクしてしまったようだ。
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自転車の前輪が歪んでいることに気づき、慌てて修理屋へ持ち込んだ。
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飛行機が着陸する際、前輪が地面に触れる瞬間の衝撃で体がわずかに揺れた。
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標準
saddle fork
作例 · 標準
馬具の調整をしていた父は、鞍の前輪の部分を丁寧に磨き上げた。
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装飾の施された立派な鞍は、前輪の高さが乗り手の安定感を支えていた。
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和鞍の前輪は、実用性だけでなく芸術的な美しさも兼ね備えている。
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