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爬行

はこう
名詞動詞-サ変
1
標準
creeping
文例 · 用例
露営地の外では、細長い爬行動物――この谷の主――東俣の川――が、蜿ねりながら太古の森林の、腐れ香に噎んで、どこまで這って行くことであろう。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
なるほど上にあげた小動物はいずれも地面の上を爬行する機会をもっているから、こういう俗説も起こりやすいわけであろうが、この説明は科学的には今のところ全然問題にならない。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
敵も左うであつたが、私も今度こそはじつくりと下肚に力をこめて、爬行的におして行く駒が目的の場所に息を休めても即座に指先を離さぬ留意振りで、両眼を皿と擬した。
牧野信一 泉岳寺附近 青空文庫
たとえば盲目の大虫が思量の暗黒の底に爬行する姿を見る。
――黙子覚書―― 夢は呼び交す 青空文庫
これは永久に消滅することなく、犯人の希望せざる記憶として、彼の頭脳のどの部分かに密かに爬行し、絶対に消ゆることがない。
酒井嘉七 ある完全犯罪人の手記 青空文庫
暗い色のそれは、処どころ山にまつわりかかって、木々の間を爬行しつつ、降りてくるかと思えば、又ひらり身をひるがえしてのぼってゆく。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫
みちみち、コンクリートの橋や電燈の光に、断ち切られかけた思い出の糸も、高空に暮れ残った笊、千挺木のほの白いカレと、谷底に夜光を放つ大蛇のように爬行する雨畑川を望んで、その昔にスルリとつながった。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫
蕪村はこうした郊外野望に、特殊のうら悲しい情緒を感じ、多くの好い句を作っている。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
作例 · 標準
赤ちゃんは床を爬行しながら、おもちゃに向かっていった。
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カタツムリが葉の上をゆっくりと爬行する。
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まるで蛇のように地面を爬行して、敵の目を欺いた。
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