這う
はう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞頻度ランク #35460 · 青空 1920 例
標準
to crawl
文例 · 用例
人跡絶えた山道には、人力車の通う術もなかったので、二人の若い男女は、互に助け合いながら、蔦葛の這う細道を、幾時間となくさまよい歩いた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
蔦かずらの這う古く懐かしい家の中で、薪の燃えるストーヴの火を囲みながら、老幼男女の一家族が、祖先の画像を映す洋燈の下で、むつまじく語り合うことを言うのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
桔梗色に濃かった木曽御嶽の頭に、朝光が這うと微明として、半熱半冷、半紅半紫を混ぜて刷く、自分は思った、宇宙間、山を待ってはじめて啓示される秘色はこれであると、噫、何ぞ紫の筑波を説かん。
— 小島烏水 『奥常念岳の絶巓に立つ記』 青空文庫
八月二十八日 晴、驟雨 朝霧が深く地を這う。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
呼吸を吸い込むと胸の中に枯枝か屑のようなものがつかえ、咽喉はいらいらと虫けらが這うように痒い。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
」と身構えると、 其の侍は大吉には眼も呉れず、這う様にして先に倒した浪人の傍へ寄り、苦しい声で、T「父の…… カッカッ」 と叫んでとどめ刺さんと大刀振り上げたが力尽きてバッタリ倒れた。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
投げ出されてフラフラの二人の侍、這う様にして逃げて行く。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
ところが早く這うと鉄の寝台で頭を打つ。
— 黒島傳治 『入営前後』 青空文庫
作例 · 標準
庭に並んだ蟻の列が地面を這うように進み、大きな獲物を巣へと懸命に運んでいる。
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霧が深く立ち込め、まるで山肌を這うようにゆっくりと斜面を降りてくる様子が見える。
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「赤ちゃんがようやく畳の上を這うようになったんだ」と、友人が嬉しそうに報告してくれた。
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標準
to slither
作例 · 標準
茂みの向こうでカサカサと乾いた音がし、大きなヘビが地面を這っていくのが見えた。
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彼は泥だらけの地面を這うようにして、敵の包囲網を音もなく潜り抜けていった。
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「足元に何か這うような感触があったんだけど、今のはトカゲか何かかな?」
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標準
to trail (of vines, flowers, etc.)
作例 · 標準
古いレンガ造りの校舎の壁にはツタが這っており、長い歴史を感じさせる佇まいだ。
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アサガオの蔓が支柱を這うように上へと伸び、毎朝色鮮やかな花を咲かせている。
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手入れを怠った庭では、雑草が地面を這うように広がって、もはや手が付けられない。
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