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高欄

こうらん
名詞
1
標準
railing
文例 · 用例
……そこの高欄におしかかりながら、月を待つ間のお伽にとて、その坊さんが話すのですが、薗原山の木賊刈、伏屋里の箒木、更科山の老桂、千曲川の細石、姨捨山の姥石なぞッて、標題ばかりでも、妙にあわれに、もの寂しくなるのです。
泉鏡花 唄立山心中一曲 青空文庫
「海上に浪が立つ時、その魚は翼をのばして浪の上を一丁も二丁も飛ぶのですって」 彼女は幾度か目にそれを云ったあと、ころころと声を高欄の黄金細工にまで響かせて笑った。
岡本かの子 荘子 青空文庫
ただ僅に残って、今にそびえる天守閣の正しい均斉、その高欄をめぐらし、各層に屋根をつけた入母屋作りのいらか、その白堊の城。
北原白秋 木曾川 青空文庫
しかり、明星の天降って、梁を輝かしつつ、丹碧青藍相彩る、格子に、縁に、床に、高欄に、天井一部の荘厳を映すらしい。
泉鏡花 白花の朝顔 青空文庫
」 と、あとへ退って、南面に、不忍の池を真向いに、高欄の縁下に添って通ると、欄干の高さに、御堂の光明が遠くなり、樹の根、岩角と思うまで、足許が辿々しい。
泉鏡花 白花の朝顔 青空文庫
直衣などを着て、姿を整えた源氏が縁側の高欄によりかかっているのが、隣室の縁低い衝立の上のほうから見えるのをのぞいて、源氏の美の放つ光が身の中へしみ通るように思っている女房もあった。
帚木 源氏物語 青空文庫
源氏は振り返って曲がり角の高欄の所へしばらく中将を引き据えた。
夕顔 源氏物語 青空文庫
門内へ車を入れさせて、西の対に仕度をさせている間、高欄に車の柄を引っかけて源氏らは庭にいた。
夕顔 源氏物語 青空文庫
作例 · 標準
朱塗りの橋の高欄に手をかけ、眼下を流れる清流を眺めながら一休みした。
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神社の回廊にある高欄には、龍や雲をモチーフにした見事な彫刻が施されている。
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高欄が低いので、身を乗り出しすぎないよう注意書きが立てられていた。
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2
標準
armrest (chair)
作例 · 標準
豪華な意匠が施された玉座の高欄には、金の細工がキラキラと輝いている。
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彼は椅子の高欄にどっしりと腕を置き、部下からの報告を静かに聞き入った。
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その古い木製の椅子は、高欄の部分だけが使い込まれて滑らかな光沢を放っていた。
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