文学論
ぶんがくろん
名詞
標準
literary criticism or theory
文例 · 用例
)こうした文学論が如何に浅薄皮相であり、特に詩に関して邪説であるかは、ここで論ずべき限りでないが、とにかくにも子規一派は、この文学的イデオロギーによって蕪村を批判し、かつそれによって鑑賞したため、自然蕪村の本質が、彼らのいわゆる写生主義の規範的俳人と目されたのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
』 美術論から文学論から宗教論まで二人はかなり勝手にしゃべって、現今の文学者や画家の大家を手ひどく批評して十一時が打ったのに気が付かなかったのである。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
文学者の文学論、文学観はいくらでもあるが、科学者の文学観は比較的少数なので、いわゆる他山の石の石くずぐらいにはなるかもしれないというのが、自分の自分への申し訳である。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
文学論は、面白いものですね。
— 太宰治 『渡り鳥』 青空文庫
僕が今夜ここで言った言葉のほとんど全部が、ヴァレリイの文学論なんです、オリジナリテもクソもあったものでない。
— 太宰治 『渡り鳥』 青空文庫
文学論も、もう、あきました。
— 太宰治 『小さいアルバム』 青空文庫
まあ私の文学論は、それだけで、あとは、鳴かぬ蛍、沈黙の海軍というところです。
— 太宰治 『小さいアルバム』 青空文庫
何のかのと、陳腐きわまる文学論だか、芸術論だか、恥かしげも無く並べやがって、以て新しい必死の発芽を踏みにじり、しかも、その自分の罪悪に一向お気づきになっておらない様子なんだから、恐れいります。
— 太宰治 『美男子と煙草』 青空文庫
作例 · 標準
夏目漱石の『文学論』は、彼がロンドン留学中に苦悩しながら書き上げた、日本独自の英文学研究の金字塔です。
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昨夜の飲み会では、先輩と現代詩のあり方について熱い文学論を交わし、気づけば朝になっていた。
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彼女が雑誌に連載している鋭い文学論は、若手作家たちの間でも密かな話題になっている。
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