溌剌
はつらつ異読 ハツラツ
形容詞-たる副詞-と頻度ランク #39117 · 青空 494 例
標準
lively
文例 · 用例
何となれば彼の中には、丁度我々の詩が求めてゐるやうな「新鮮さ」や、特殊な鋭い「敏感さ」やがあり、或る説明できない神經の尖鋭が、溌剌たる言語の中で泳いでゐるのを見るからだ。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
彼も、もとより彼の祖國を愛する熱情に燃えて居る秀才ではありますが、眼前に見る日本の清潔にして溌剌たる姿に較べて、自國の老憊の姿を思ふと、ほとんど絶望に近い氣持になるのであります。
— 太宰治 『「惜別」の意圖』 青空文庫
「いき」のうちには溌剌として武士道の理想が生きている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
およそこの詩集以前にかうしたスタイルの口語詩は一つもなく、この詩集以前に今日の如き溌剌たる詩壇の気運は感じられなかつた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
南京虫は、恐らく、硫黄や、黄燐くさい、栄養不良な工人の病的な肌の代りに、どうしたのか急に、汗と脂肪ぎった溌剌たる皮膚があるのを感じて、いぶかしげな顔をしただろう。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
虻や蜂があんなにも溌剌と飛び廻っている外気のなかへも決して飛び立とうとはせず、なぜか病人である私を模ねている。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
馬は売ったか、身軽になって、小さな包みを肩にかけて、手に一|尾の鯉の、鱗は金色なる、溌剌として尾の動きそうな、鮮しい、その丈三尺ばかりなのを、顋に藁を通して、ぶらりと提げていた。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
生々溌剌、とでも言ったらいいのでしょうか。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
作例 · 標準
彼は常に溌剌としており、周りの人々にも活力を与えている。
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新入社員たちは皆、溌剌とした態度で研修に臨んでいた。
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朝の公園では、お年寄りたちが溌剌とゲートボールを楽しんでいた。
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