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零砕

れいさい
形容動詞名詞
1
標準
a tiny bit
文例 · 用例
それになんでんねん……」 電車会社の慰謝金はなぜか百円そこそこの零砕な金一封で、その大半は暇をとることになった見習弟子にくれてやる肚だった。
織田作之助 青空文庫
然るに私は零砕の時間を利用して訳するのだから、三冊物を持ち歩くことが出来ない。
森鴎外 不苦心談 青空文庫
昔から今日に至るまで、あらゆる本は、何んな零砕な本でも、小冊子でも、すべて人間生活の状態の『あらはれ』である。
田山録弥 小説新論 青空文庫
そのうへ、かの女は熱烈に甥を愛するのあまり、彼のために営々辛苦して、零砕な金まで貯蓄してゐた。
VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI ディカーニカ近郷夜話 後篇 青空文庫
今迄に学び得た知識それは無論、極く零砕なものではあるけれ共、私は其為に半生の心血を注ぎ尽した。
石川啄木 二筋の血 青空文庫
かういふランシング氏は、今では米国でも指折りの聖書学者に数へられてゐるが、この素晴しい聖書の智識は、実をいふと、氏が長い間毎日半時間づつを聖書の研究に当てた、その零砕な調べの積り積つたものださうだ。
大正七(一九一八)年 茶話 青空文庫
同時に多くのイズムは、零砕の類例が、比較的|緻密な頭脳に濾過されて凝結した時に取る一種の形である。
夏目漱石 イズムの功過 青空文庫
わたくしの獲た所の零砕の資料も、これを思へば軽々しく棄てられぬのである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
作例 · 標準
彼はポケットから零砕な小銭をかき集めて、やっとパンを一つ買うことができた。
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机の上に散らばった零砕な部品を、彼はピンセットで丁寧につまみ上げた。
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報告書の結論は、これまでに集めた零砕な情報を繋ぎ合わせて導き出したものだ。
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