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女形

おんながた異読 おやま
名詞多音語
1
標準
onnagata
文例 · 用例
「同町内のよしみで……」と、挨拶すると、「いや宜しく……」と、三十年に近い「白鷺」の昔ながらに一向年をとつても見えない、覇氣充ちあふれた、この不思議な名女形は齒切れのいい句調で言つて、輕い皮肉めいた微笑を口元に浮べながら、「然しお宅は上の方の町内でせう?
南部修太郎 日曜日から日曜日まで 青空文庫
源蔵の妻よりもどこか品格がよくて、そうして実にまた、いかなる役者の女形がほんとうの女よりも女らしいよりもさらにいっそうより多く女らしく見える。
寺田寅彦 生ける人形 青空文庫
女形が女よりも女らしく、人形の女形のほうが生きた女形よりもさらに女らしいという事実にも、やはり同じような理由があるのではないか。
寺田寅彦 生ける人形 青空文庫
それだから女形の男優は、女というものの特徴を若干だけ抽象し、そうしてそれだけを強調して表現する。
寺田寅彦 生ける人形 青空文庫
あの、底知れずの水に浮いた御幣は、やがて壇に登るべき立女形に対して目触りだ、と逸早く取退けさせ、樹立さしいでて蔭ある水に、例の鷁首の船を泛べて、半ば紫の幕を絞った裡には、鎌倉殿をはじめ、客分として、県の顕官、勲位の人々が、杯を置いて籠った。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
はじめて、白玉のごとき姿を顕す……一|人の立女形、撫肩しなりと脛をしめつつ褄を取った状に、内端に可愛らしい足を運んで出た。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
「これから女形が演処なんだぜ。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
……」 黒縮緬の雪女は、さすが一座に立女形の見識を取ったか、島田の一さえ、端然と済まして口を利こうとしないので、美しい女はまた青月代に、そう訊いた。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
2
標準
female partner (in a relationship)
ウィキペディア

女形・女方(おやま・おんながた)とは歌舞伎において女性を演じる役者・職掌または其の演技様式。

出典: 女形 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0