幻辞.com

女役

おんなやく
名詞
1
標準
female role (e.g. in film)
文例 · 用例
三崎座の女役者を、御贔負は、皆呼びずてでございます。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
別けて申上げまするが、これから立女役がすべて女寅が煩ったという、優しい哀れな声で、ものを言うのでありまするが、春葉君だと名代の良い処を五六枚、上手に使い分けまして、誠に好い都合でありますけれども、私の地声では、ちっとも情が写りますまい。
泉鏡花 湯女の魂 青空文庫
変り種は地方廻りのオペラコミックの女役者と乞食が一人あった。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
女役者はルイ子といって、その座中では花形だそうである。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
高等学校にいた頃、脚本朗読会をやってわざわざ友田恭助を東京から呼び、佐伯は女役になってしきりにへんな声を出し、友田は特徴のある鼻声をだし、終って一緒に記念写真を写したこともある。
織田作之助 青空文庫
あたたかにうち黄ばむ写真屋の古きならびは、半盲目の病児らの日向ぼこをば見るごとく、掲げたる鈍き写真のうちにくはせ者の女役者の顔のみ白く、罎ならぶ※のそば、露台にダアリヤの花ただひとつ赤けれども、なべてみな色もなし、入口の静かなる空椅子のうへに、みよりなき黒猫ぞひとりまた背を高めたる。
北原白秋 浅草哀歌 青空文庫
今までのことは、何もかも……何もかも……偽り……まことは妾は……女……女役者……」 と云いさして平馬の方向へガックリと顔を傾けた……が……しかし、それは苦痛のためらしかった。
夢野久作 斬られたさに 青空文庫
鳳閣寺の宮芝居は坂東小三という女役者の一座で、ここらではなかなかの人気者であることを半七は知っていた。
唐人飴 半七捕物帳 青空文庫
2
標準
occupation deemed fit for a woman
3
標準
passive role in a male homosexual relationship