僧供
そうぐ
名詞
標準
giving to a monk
文例 · 用例
池の尾の寺は、僧供講説などのしばしば行われる寺である。
— 芥川龍之介 『鼻』 青空文庫
それで藤沢寺へ連れ戻つて、餓鬼阿弥陀仏と時衆名をつけて、此を札に書きつけ、土車にうち乗せて「此車を牽く者は、一ひき輓けば千僧供養万僧供養になるべし」と書いた木札を首にかけさせて、擁護人の出来るまでと言ふので、小法師に引かせて、海道を上らせた。
— 折口信夫 『餓鬼阿弥蘇生譚』 青空文庫
「塵袋」に、子細知らぬ者はラウソウと云ふ乞食等の、沙門の形なれども、その行儀僧にもあらぬを濫僧と名づけて、施行ひかるゝをば濫僧供と云ふ。
— 喜田貞吉 『エタ源流考』 青空文庫
乞食等の沙門の形なれども、其の行儀僧にもあらぬを濫僧と名づけて、施行引かるゝをば濫僧供といふ。
— 日蓮聖人はエタの子なりという事 『旃陀羅考』 青空文庫
乞食等の沙門の形なれども、其の行儀僧にもあらぬを濫僧と名けて、施行ひかるゝをば濫僧供と云ふ。
— 河原者・坂の者・宿の者・非人法師 『濫僧考』 青空文庫
濫僧供の事は、「後二条関白記」寛治六年正月十九日の条、「人事記」久安五年十一月十日条などにも見えて、平安朝にはしばしば行われたものらしい。
— 河原者・坂の者・宿の者・非人法師 『濫僧考』 青空文庫
いわゆる濫僧供とは、主としてこの種の乞食の濫僧に施行する慈悲善根の行為を云ったのである。
— 河原者・坂の者・宿の者・非人法師 『濫僧考』 青空文庫
これいわゆる濫僧供なるもので、その施場は後の北山十八間戸の起原をなしたものだと言われている。
— 喜田貞吉 『濫僧考補遺』 青空文庫
作例 · 標準
寺では、毎朝、僧侶に食事を供える僧供の儀式が行われる。
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飢饉の際、人々はわずかな食料を僧供に回し、飢えをしのいだ。
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祖母は、亡くなった祖父のために、仏前に僧供の膳を供えた。
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