枕辺
まくらべ
名詞
標準
bedside
文例 · 用例
夜眼さめて指針の光れる時計をば枕辺に見る二時にしありき 結句「二時にしありけり」と云わないで『ありき』と留めた処に深い感じがある。
— 伊藤左千夫 『歌の潤い』 青空文庫
夜が明けそうと気づいて、驚いてまた枕辺にかえった。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
「明日は癒えん、ここに来たれ、物語して聞かすべし」しいてうちえみ、紀州を枕辺に坐らせて、といきつくづくいろいろの物語して聞かしぬ。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
目さめて枕辺を見しに紀州あらざりき。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
源叔父は頭をあげて、「我子よ今恐ろしき夢みたり」いいつつ枕辺を見たり。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
晩成先生は眼を開くと世界は紅い光や黄色い光に充たされていると思ったが、それは自分の薄暗いと思っていたのに相異して、室の中が洋燈も明るくされていれば、またその外に提灯などもわが枕辺に照されていて、眠に就いた時と大に異なっていたのが寝惚眼に映ったからの感じであった事が解った。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
が、見れば和尚も若僧もわが枕辺にいる。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
枕辺近く取り乱しあるは国々の詩集なり。
— 国木田独歩 『星』 青空文庫
作例 · 標準
病気の子供の枕辺で、母親が一晩中看病した。
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彼は、いつも枕辺に読みかけの本を置いている。
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祖母の枕辺に花を飾って、一日も早い回復を願った。
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