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俯角

ふかく
名詞
1
標準
depression
文例 · 用例
〔雲ふかく 山裳を曳けば〕宮沢賢治雲ふかく山裳を曳けばきみ遠く去るにかも似ん丘群に日射し萌ゆればきみ来り訪ふにも似たり
宮沢賢治 〔雲ふかく 山裳を曳けば〕 青空文庫
宗谷〔一〕宮沢賢治まくろなる流れの岸に根株燃すゆふべのけむりこらつどひかたみに舞ひてたんぽゝの白き毛をふく丘の上のスリッパ小屋に媼ゐてむすめらに云ふかくてしも畑みな成りてあらたなる艱苦ひらくと
宮沢賢治 宗谷〔一〕 青空文庫
この世なるえにしふかくして母よ子と和みくらさんみじかきこの世を。
――型でなしに 家庭愛増進術 青空文庫
さゝやかなる庭の池水にゆられて見ゆるかげ物いふやうにて、手すりめきたる所に寄りて久しう見入るれば、はじめは浮きたるやうなりしも次第に底ふかく、この池の深さいくばくとも量られぬ心地になりて、月はそのそこの底のいと深くに住らん物のやうに思はれぬ。
樋口一葉 あきあはせ 青空文庫
地面の底のくらやみに、うらうら草の茎が萌えそめ、鼠の巣が萌えそめ、巣にこんがらかつてゐる、かずしれぬ髪の毛がふるえ出し、冬至のころの、さびしい病気の地面から、ほそい青竹の根が生えそめ、生えそめ、それがじつにあはれふかくみえ、けぶれるごとくに視え、じつに、じつに、あはれふかげに視え。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
ああ、それら人間の髪の毛にも、春の夜のかすみいちめんにふかくかけ、よせくる、よせくる、このしろき浪の列はさざなみです。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
彼はさういふ古い種族の「最後の人」であるとみづから考へ、彼の存在の根をふかく過去のなかに求めんとしてゐたのである。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 旗手クリストフ・リルケ抄 青空文庫
そらふかく息せよ、  杉のうれたかみ、烏いくむれあらそへば、  氷霧ぞさつとひかり落つるを。
宮沢賢治 文語詩稿 一百篇 青空文庫
作例 · 標準
展望台から真下の駅前広場を見下ろす際の、カメラの俯角を計算する。
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俯角を大きく取って撮影することで、地面の模様を強調した写真が撮れる。
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潜水艦のソナーが、ある程度の俯角を持って海底の沈没船を捉えた。
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