止す
よす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to stop (doing)
文例 · 用例
然しその面白さたるや「感覚的」に終止するものであることは争はれない。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
万象が停止すれば時の経過は無意味である。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
しかし前回での男とのめぐり合いののち、富士を眺め上げて、それはただ血の気の做すわざなんだか、もっと深く喰入るべきものがあるような気がしたのを想い出して、自然と抑止するものがあった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
考えると頭が痛くなるから止す。
— 岡本かの子 『現代若き女性気質集』 青空文庫
しかし「いき」の形相因たる非現実的理想性は、一元的平衡の破却に抑制と節度とを加えて、放縦なる二元性の措定を妨止する。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
横縞には重力に抗して静止する地層の重味がある。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
それ故に常識化されるまでに一般的通用を阻止することに全力をそそがなくてはならない。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
しかれども実際は科学者が科学の領域を踏み外す危険を防止するためには、時にこれらの反省的考察が却って必要なるべし。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫