老木
ろうぼく
名詞
標準
old tree
文例 · 用例
寂しさや華のあたりのあすならふ「あすは檜の木とかや、谷の老木のいへることあり。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
畑とも庭ともつかない地面には、梅の老木があったり南瓜が植えてあったり紫蘇があったりした。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
われらみな樫の老木を楯にしてその陰にうずくまりぬ。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
されど路傍なる梅の老木のみはますます栄えて年々、花咲き、うまき実を結べば、道ゆく旅客らはちぎりて食い、その渇きし喉をうるおしけり。
— 国木田独歩 『詩想』 青空文庫
誰にも省みられないけれども、春が来るごとに黙って葉を連ねているあの楡の大樹、あの老木が一度でも分外な涙を流したか。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
口碑から云へば百五十年以上の老木である。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
今彼は自然に此老木の下に立つた。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
幼馴染の老木であるからの親しみでなく、此の心が彼の心に流れ込んだ神会の懐かしみである。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
作例 · 標準
神社の境内には、樹齢千年を超えると言われる巨大な楠の老木がそびえ立っている。
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台風で多くの木がなぎ倒される中、その老木だけはどっしりと根を張り、びくともしなかった。
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春になると、庭の片隅にある梅の老木が、今年も見事な花を咲かせた。
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