木端
こば
名詞
標準
wood chip
文例 · 用例
園はまた父の手紙を見つめたまま、右手の指で机の木端を敲きながら長く考えつづけた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
木端微塵砕き尽されなければならない。
— 種田山頭火 『砕けた瓦』 青空文庫
下部いそがはしく燭をみぎひだりに立つれば、メエルハイムは「いづれの譜をかまゐらすべき、」と楽器のかたはらなる小卓にあゆみ寄らむとせしに、イイダ姫「否、譜なくても」とて、おもむろに下す指尖木端に触れて起すや金石の響。
— 森鴎外 『文づかひ』 青空文庫
さうとは存ぜず私は王様の力で、あの小アジアの市を木端微塵に叩き毀していただきたいと存じ、それをお願ひに上つたのでござりますが、お言葉を承はつてみればそれも致方のないこと、早速|生命冥加な市に告げ知らせるでござりませう。
— 初出未詳 『茶話』 青空文庫
小僧と同じように塩や、木端を得意先へ配って歩いた。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
雨の日は広い宿屋じゅうがひっそりして、廊下に出ると、木端葺きの湯殿の屋根から白く湯気の立ち騰るのや崖下の渡廊下を溜塗りの重ね箱をかついだ束髪の菓子売りが、彼方の棟へ渡って行くのなどが見える。
— 宮本百合子 『夏遠き山』 青空文庫
濡れて一段と美しい楢の若葉を眺めつつ私はこの景色の中では木端屋根がなかなかよい、調和し落付いた風景の一部をなしているなどと思う。
— 宮本百合子 『夏遠き山』 青空文庫
それでどの家も細かく葺いた木端屋根なのが、粗く而も優しい新緑の下で却って似合うのだ。
— 宮本百合子 『夏遠き山』 青空文庫
作例 · 標準
薪を割ると、あたりに木端が飛び散った。
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木工作業をしていると、たくさんの木端が出る。
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子供たちは木端を集めて、焚き火の燃料にした。
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標準
thin shingles
作例 · 標準
古い民家の屋根は木端で葺かれていた。
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木端は、屋根材として使われるだけでなく、壁の装飾にも用いられる。
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職人は丁寧に木端を並べ、屋根を修理した。
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