衍字
えんじ
名詞頻度ランク #42866 · 青空 2 例
標準
superfluous character
文例 · 用例
第一、文體に就いて吟味するに、二通とも僅か三十字足らずの文の中に誤字、當字、衍字、脱字等夥しく構へ、誤字を除いた外は態と分り難くする目的を以て、恐らく尊嚴を増すために、異樣の書振りを試みた如くに想はれる。
— 狩野亨吉 『天津教古文書の批判』 青空文庫
【五七】原文「又非吾辯之難」の難は衍字なり。
— 老莊申韓列傳第三 『國譯史記列傳』 青空文庫
唐人の阿魔なんぞに惚れられやあがって、この合の子め、手前、何だとか、彼だとかいうけれどな、南京に惚れられたもんだから、それで支那の介抱をしたり、贔負をしたりして、内幕を知っててもいわねえんじゃあねえか。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
私のする方が、かえって目方が揃うくらい、大病だって何だって、そんな覚束ない薬で快くなろうとは思えんじゃありませんか。
— 泉鏡花 『薬草取』 青空文庫
ニュウグランド・ホテルの前を通って、陽の眩ゆい草原の道を真直ぐに進みながら、小さい兄妹はえんじ色にうれた野苺を見つけて、わざと草深い中を歩きながら両手にあまるほど苺を摘んだ。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
先生、そ、それですがお夏さんの団扇じゃあ恐しく胆が※えました、理窟はねえんです、いえ、理窟がねえんじゃあございませんや、けれどもその理窟は分りません。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
わしがもらって上げます』とも言えんじゃないか。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
それにしても、わざわざでけえ音をたてるこたあねえんじゃござんせんか。
— 笛の秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
校正作業で、文章の中に紛れ込んでいた衍字をすべて修正した。
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古い書物には、筆写の際に生じたと思われる衍字がしばしば見られる。
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プログラムのコードに衍字が一つあるだけで、正常に動作しない場合がある。
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