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臙脂

えんじ
名詞頻度ランク #42866 · 青空 237
1
標準
dark-red pigment
文例 · 用例
濃紅色の花を群生させるが、少しはなれた所から見ると臙脂色の団塊の周囲に紫色の雰囲気のようなものが揺曳しかげろうているように見える。
寺田寅彦 雑記帳より(2) 青空文庫
今戸橋の橋梁の下を通して「隅田川十大橋」中の二つ三つが下流に臙脂色に霞んで見える。
岡本かの子 青空文庫
胸の思は火となって、上手が書いた金銀ぢらしの錦絵を、炎に翳して見るような、面も赫と、胡粉に注いだ臙脂の目許に、紅の涙を落すを見れば、またこの恋も棄てられず。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
山間の平地に開かれた町で、学校もあれば寺院もあり、且は近年|其附近に銀山が拓かれるとか云うので、土地は漸次に繁昌に向い、小料理屋のようなものも二三軒出来て、口臙脂の厚い女が斯んな唄を謡う様になった。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
こちら小郷ですと、そう言って頂戴」 小野屋旅館の番頭か女中に、高飛車な調子で掛けているその女は、三十四五の渋い藍大島に派手な臙脂の帯の対照がよく似合っている、すらりとした女であった。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
教えられた臙脂の風呂敷包と非常に背が高くてスマートだという目印でそれと分り、何が樟蔭第一の美人だ、笑わせると思ったが、しかし大袈裟に大阪中の中学生達の憧れの的だと騒がれている点を勘定にいれて、美人だと決めることにした。
織田作之助 青空文庫
永禄年中三好家の堺を領せる時は、三十六人衆と称し、能登屋臙脂屋が其|首であった。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
」「如何様にも御指図下さりますれば、仮令臙脂屋身代|悉く灰となりましても御指図通りに致しまするが……」「いやでござる。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
作例 · 標準
絵師は臙脂の顔料を使い、夕焼けの空に深みのある色合いを出した。
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この伝統工芸品は、天然の臙脂で染められており、使うほどに風合いが増す。
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古い日本画には、貴重な臙脂が惜しみなく使われているものが多い。
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2
標準
dark red
作例 · 標準
彼女は臙脂色の口紅をつけ、大人の魅力を引き出していた。
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秋になると、山々の紅葉が鮮やかな臙脂色に染まり、観光客を楽しませる。
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このアンティークの絨毯は、深い臙脂色を基調としており、重厚な雰囲気を醸し出している。
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3
標準
cochineal
作例 · 標準
このデザートは、天然着色料である臙脂を使って、美しい赤色に仕上げられている。
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かつて、高級な染料として使われていた臙脂は、コチニールカイガラムシから抽出されていた。
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食品の成分表示を見ると、着色料(臙脂)と記載されていることがある。
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