余字
よじ
名詞
標準
文例 · 用例
長い物じゃないでしょう」「僅々六十余字さ」と苦沙弥先生いよいよ手製の名文を読み始める。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
漢字の数からいえば、タッタ二十五字しかありませぬが、この二十五字が、『心経』全体の中心になっておるのでありまして、二百六十余字の『心経』は、結局、この最初の二十五字をば、あるいは縦に、あるいは横に、内から外から、いろいろな方面から、説明したものにほかならぬのであります。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
書簡に曰く「王道焜書幅御手に入りたる由、字数も五十余字ありとの事、値も随分|貴く定めて名幅の事と想像致候。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
出師の表一千余字、かりそめにも恨みがましい辞句などはない。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
願文四百余字の漢文体のそれは、かねて命をうけた引田妙源がしたためておいた物。
— 新田帖 『私本太平記』 青空文庫
支那古詩の結尾には一句十餘字の長句あるを見るべし。
— 正岡子規 『字餘りの和歌俳句』 青空文庫