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漁夫

ぎょふ
名詞
1
標準
fisherman
文例 · 用例
それは本土との交通がほとんどなく、少数の貧しい漁夫たちが、所々の寂しい山蔭に住んでるような、暗く荒寥とした島嶼であった。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
こういう現象は普通の気象学の書物などには書いてないことで、果して颱風と直接関係があるかないかも不明であるが、しかし土佐の漁夫の間には昔からそういう現象が知られていて「とうじ」という名前までついているそうである。
寺田寅彦 颱風雑俎 青空文庫
(明治四十年十月二十六日『東京朝日新聞』)         二十六      風向と漁業 英国南西部の海岸で年々にとれる魚の総数を漁夫の数に割り当てて統計してみると、漁夫一人の漁する数が年によって著しくちがう。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
ワイルドの「ウヰンダアミア夫人の扇」、ウエデキントの「春の眼覺め」、ロチの「氷島の漁夫」がそれだ。
南部修太郎 文藝作品の映畫化 青空文庫
また、「氷島の漁夫」は綺麗な映畫で撮影の苦心は大に感じられたが元來映畫化するのが無理な原作でずゐぶん苦しい映畫だ。
南部修太郎 文藝作品の映畫化 青空文庫
あれを「氷島の漁夫」などと銘打たれては、作者生あらば抗議ぐらゐ申し出るに違ひない。
南部修太郎 文藝作品の映畫化 青空文庫
云ひ換へれば、文藝的内容と映畫的内容とが大概どつちつかずで、前者に片よつて原作に忠實であらうとすれば前に云つた「春の眼覺め」のそれになり、後者に片よつて映畫的に面白く行かうとすれば「氷島の漁夫」のそれになるのが所謂文藝映畫の極りきつた二つの型で、結局どつちに傾いてもそれは自殺することになるらしい。
南部修太郎 文藝作品の映畫化 青空文庫
北海道|歌志内の鉱夫、大連湾頭の青年漁夫、番匠川の瘤ある舟子など僕が一々この原稿にあるだけを詳しく話すなら夜が明けてしまうよ。
国木田独歩 忘れえぬ人々 青空文庫