送気
そうき
名詞動詞-サ変
標準
air supply
文例 · 用例
この潜水服は背中に圧搾空気タンクを持っていて、外から送気しなくとも自主的に呼吸が続けられる仕組みとなっていた。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
するてえと、あっしらは送気ポンプでもって、空気の代りに水素|瓦斯を送ろうッてんだ。
— アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
大きい重油の燃焼炉が地下室の真中にがん張っていて、それから太い送気筒が、七、八本各部屋の床へ、蛸の足のようにのび上っている。
— 中谷宇吉郎 『ウィネッカの秋』 青空文庫
私は十歳のときからローザ号の貝洗いにやとわれ、十四の年から潜りはじめ、テンダーといって、潜水夫の救命繩を取る役や、送気ポンプの係をやり、十九の年、父と二人で独立して、小さなプラウ(刳舟)で貝床を探して歩きました。
— 久生十蘭 『手紙』 青空文庫
聖書を改訂され、教会を接収され、重労働をさせられ、憲兵隊と宗教局のひどい迫害を受けながら命がけで日本に踏みとまり、世界と日本をつなぐ最後の送気管(潜水夫の)として、見えないところで日本のために骨を折り、二十日の夜にはあの集会をカモフラージュする役までしてくれた友情のあつい人達だ。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
どんな訳があるのか日本ダイバー倶楽部から除名されている青木金助という男をダイバーに雇い、助手のテンダー、俗に綱取りともいう送気ポンプと命綱を扱う役に小峰忠、雑役の水夫に君島善五郎と堀幸次。
— 久生十蘭 『三界万霊塔』 青空文庫
ふたりの潜水夫は、鉄かぶとのうしろから、送気管といのち綱を、ゆらゆらとあとに引きながら、その黒い船体へ、近づいていきました。
— 江戸川乱歩 『海底の魔術師』 青空文庫
サルベージ会社の人たちは、ふたりのくっきょうな潜水夫を、えらび出して、ゴムの潜水服をきせ、真鍮の潜水カブトをかぶせてやり、カブトの中へ空気をおくる、送気エンジンのよういをしました。
— 江戸川乱歩 『海底の魔術師』 青空文庫
作例 · 標準
潜水作業員への送気は、常に安定している必要がある。
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呼吸器を装着した患者への送気を注意深く調整する。
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洞窟探検では、適切な送気システムが命綱となる。
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