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海綿

かいめん異読 うみわた
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #35599 · 青空 140
1
標準
sponge
文例 · 用例
赤熱した岩片が落下して表面は急激に冷えるが内部は急には冷えない、それが徐々に冷える間は、岩質中に含まれたガス体が外部の圧力の減った結果として次第に泡沫となって遊離して来る、従って内部が次第に海綿状に粗鬆になると同時に膨張して外側の固結した皮殻に深い亀裂を生じたのではないかという気がする。
寺田寅彦 小浅間 青空文庫
それがちょっとつま楊枝の先でさわってもすぐこぼれ落ちるほど柔らかい海綿状の集塊となって心核の表面に付着し被覆しているのである。
寺田寅彦 小爆発二件 青空文庫
そのせいか、八月四日の降灰のような特異な海綿状の灰の被覆物は見られなかった。
寺田寅彦 小爆発二件 青空文庫
」 こんなような訳でペンネンネンネンネン・ネネムは一ぺんに世界裁判長になって、みんなに囲まれて裁判長室の海綿でこしらえた椅子にどっかりと座りました。
宮沢賢治 ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記 青空文庫
猫の死骸ula と呼べる女に海綿のやうな景色のなかでしつとりと水氣にふくらんでゐる。
萩原朔太郎 定本青猫 青空文庫
紺縮の単物に、黒襦子と茶献上との腹合せの帯を締めて、繊い左の手に手拭やら石鹸箱やら糠袋やら海綿やらを、細かに編んだ竹の籠に入れたのを懈げに持って、右の手を格子に掛けたまま振り返った女の姿が、岡田には別に深い印象をも与えなかった。
森鴎外 青空文庫
その葦の枯葉が池の中心に向って次第に疎になって、只|枯蓮の襤褸のような葉、海綿のような房が碁布せられ、葉や房の茎は、種々の高さに折れて、それが鋭角に聳えて、景物に荒涼な趣を添えている。
森鴎外 青空文庫
」と言いながらグラッドストン製の鞄を開けると、なんと、大きな大きな浴室用|海綿が取り出される。
THE MAN WITH THE TWISTED LIP 唇のねじれた男 青空文庫