選好
せんこう
名詞頻度ランク #29930 · 青空 9 例
標準
preference
文例 · 用例
菱餅も焼くのを知って、それが草色でも、白でも、紅色でも、色の選好みは忘れている、……ああ、何という空蝉の女になったろう、と胸が一杯になったんですよ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
平民の野良犬も多いのに、何も選好をして華族様の御手飼を殺らずともの事だ、奥様に知れようものなら、金次一生の越度とならあ、忌々しい。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」「不可ませんよ、そんなことをお言いなすっちゃ、選好んでこのお座敷へいらっしゃらないだって、幾らでも空いてるじゃありませんか。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
」「学生の分ざいで、普段にお召の着物を着たり縮緬の長襦袢を選好みするなんか、もつての他だ――といふんだが、それが今度あたしが此方へ帰つて来てから急にさうなのさ。
— 牧野信一 『早春のひところ』 青空文庫
私の心はどうしたものか、艸木に対すると直に受身になり、何の選好みもなく、無条件にそれをこちらに受容れようとする。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
文学者は平素からこんな画を一枚壁にかけて、その下で馬のやうに欠伸でもしてゐたいと思つてゐたが、今多くの人の前で自分の選好みを他に言ひ当てられてみると、何だか癪に触つて一寸|頭を掉つてみたくなつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
何事も初心の間は気に入つたのが多いもので、春挙氏もあれかこれかと沢山の石を選好みをするのに困つてゐるらしかつたが、暫くすると、そのなかから土地名物の源氏の間の窓に似たのを見つけた。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
」 これらの子規の否定的な見解の解釈については、既に前節「3)繊細な清明さの際立つ句」にて議論したが、実際に「古白遺稿」で子規の選んだ句に、そのような時期的な選好が見て取れるのかどうかも検討する必要がある。
— 藤野古白 『藤野古白句集』 青空文庫
作例 · 標準
この二つの選択肢からは、どちらか一方を**選好**しなければならない。
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消費者の**選好**は、価格だけでなく品質にも左右される。
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彼は、リスク回避よりもリターンを**選好**する傾向がある。
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