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漂泊

ひょうはく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
roaming
文例 · 用例
もし彼に妻子がなかったら、日本に幻滅した最初の日に、再度また『まだ知らぬ新しい国』を探すために、あてのない漂泊の旅に出発したにちがいなかった。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
わが漂泊の詩人|芭蕉は『旅に病んで夢は枯野をかけめぐる』といって死んだ。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
世界の国々を漂泊して、ついに心の郷愁を慰められなかった旅人ヘルンは、最後にまたその夢の中で漂泊しながら、見知らぬ遠い国々を旅し歩いた。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
そんな田舍臭い百姓歌の主人公が、灯ともし頃に羽織をきて、新宿の宿場を漂泊して居るやうな氣がした。
萩原朔太郎 悲しい新宿 青空文庫
秋の部門を出て故人に逢ひぬ秋の暮 秋風|落寞、門を出れば我れもまた落葉の如く、風に吹かれる人生の漂泊者に過ぎない。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
こうした同じ「心の家郷」を、芭蕉は空間の所在に求め、雲水の如く生涯を漂泊の旅に暮した。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
芭蕉は「漂泊の詩人」であったが、蕪村は「炉辺の詩人」であり、殆んど生涯を家に籠って、炬燵に転寝をして暮していた。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
この同じ自然観が、芭蕉にあっては大いに異なり、鷹ひとつ見つけて嬉しいらこ岬   芭蕉 と言うような、全く魂の凍死を思わすような、荒寥たる漂泊旅愁のリリックとなって歌われている。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
作例 · 標準
彼は定職に就かず、日本各地を転々としながら漂泊の旅を続けている。
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漂泊の詩人として知られる山頭火の句には、孤独と自由が同居している。
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都会の喧騒を離れ、あてのない漂泊の日々に身を投じてみたいと思う。
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2
標準
drifting (with the current, on the tide, etc.)
作例 · 標準
嵐のあと、壊れたボートが沖合を力なく漂泊しているのが見つかった。
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潮流に乗って漂泊するヤシの実を見て、遠い南の島を想像した。
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太平洋を漂泊していた難民船が、海上自衛隊によって救助された。
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