漂白
ひょうはく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #28827 · 青空 46 例
標準
blanching
文例 · 用例
いなびかりは、まるでこんな憐れな旅のものなどを漂白してしまいそう、並木の青い葉がむしゃくしゃにむしられて、雨のつぶと一緒に堅いみちを叩き、枝までがガリガリ引き裂かれて降りかかりました。
— 宮沢賢治 『ガドルフの百合』 青空文庫
水飴色のうららかな春の日の中に両岸の桜は、貝殻細工のように、公園の両側に掻き付いて、漂白の白さで咲いている。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
その漂白性の光はこの座敷を洞窟のように見せる許りでなく、光は客が箸で口からしごく肴の骨に当ると、それを白の枝|珊瑚に見せたり、堆い皿の葱の白味に当ると玉質のものに燦かしたりする。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
無論、手軽るで均一化している点は、日本の現代を浴びているには違いありませんけれども――店頭に並ぶ品々の色に就ても、赤い色がたゞ赤いのではなくて、刺激の骨は引抜かれ、代りにしみ/″\とした、激情の漂白剤が忍び混ぜてあります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
遊びに往ったといっても、それは物見遊山のためでなく、漂白して往ったもののように思われる。
— 田中貢太郎 『碧玉の環飾』 青空文庫
それが更に進んで、その肉体を切開き、臓腑を引出し、骸骨を漂白し、血液から糞尿まで分析して、その怪奇美、醜悪美に戦慄しようとするところにこの探偵小説の使命が生まれた。
— 夢野久作 『探偵小説の真使命』 青空文庫
那珂川の白砂では博多織を漂白すんだぞ畜生……。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
その頃の那珂川の水は透明清冽で博多織糸の漂白場であったが、ずっと上流まで博多湾から汐がさして、葦原と白砂の洲が到る処に帯のように続いていた。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
作例 · 標準
古着屋で見つけたシャツの黄ばみを落とすため、酸素系漂白剤で漂白した。
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歯科医院で歯の漂白を受け、コンプレックスだった着色が綺麗になった。
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海岸で拾った流木を漂白して、インテリアのオブジェとして飾る。
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