気息
きそく
名詞
標準
breathing
文例 · 用例
窮屈さと蒸された人の気息とで苦しくなった。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
親爺の皮膚は、薄黒く、また黄色ッぽく、白血球は、薬のために抵抗力を失って、まるで棺桶に半脚突ッこんだ病人のように気息|奄々としていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
それからまもなくある日縁側で倒れて気息の絶え絶えになっているのを発見して水やまたたびを飲ませたら一時は回復した。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
少しでも早く海の中につかりたいので三人は気息を切って急いだのです。
— 有島武郎 『溺れかけた兄妹』 青空文庫
力が無くなりそうになると仰向に水の上に臥て暫らく気息をつきました。
— 有島武郎 『溺れかけた兄妹』 青空文庫
せわしく深く気息をついて、体はつかれ切ったようにゆるんでへたへたになっていました。
— 有島武郎 『溺れかけた兄妹』 青空文庫
お礼の申しようも御座んせん」 すぐそばで気息せき切ってしみじみといわれるお婆様の声を私は聞きました。
— 有島武郎 『溺れかけた兄妹』 青空文庫
今まで安らかに単調に秒を刻んでいた歯車は、きゅうに気息苦しそうにきしみ始めていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
深い眠りにつき、彼の気息は静かに続いていた。
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息を潜めて敵の気息を探った。
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「…ふぅ、やっと終わった…」彼は荒い気息を整えた。
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