海浦
かいほ
名詞
標準
seaside
文例 · 用例
人もうまれじ※春明艸 第三集正月のついたちの日、古事記をとりて春にあけて まづ看る書も、天地の始の時と 読みいづるかな○海浦妙泉寺とぶらひける時魚多き浦辺にいりて、魚食はぬ寺にやどりつ。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
曾て深浦沿革史を世に公にした海浦さんと云ふ人は、名が義観だから或は僧侶だらうとは思つたが、あんな阿倍比羅夫の直系見たやうな、昔の儘の山伏だらうとは考へて居なかつた。
— 柳田國男 『ひじりの家』 青空文庫
世間を憚かるべき道理はないと、立派に言切つて居られたと謂ふが、自分が話をして見た感じでは、海浦さんと同様小児よりも無邪気で、些しも山伏一流の高慢な様子などは無かつた。
— 柳田國男 『ひじりの家』 青空文庫
酔ってかいほうさしてやるぞ。
— 吉行エイスケ 『スポールティフな娼婦』 青空文庫
かず枝は、もっと水上の駅にちかいほうが、淋しくなくてよい、と言った。
— 太宰治 『姥捨』 青空文庫
背後に、元老の鶴屋北水の頑強な支持もあって、その特異な作風が、劇壇の人たちに敬遠にちかいほどの畏怖の情を以て見られていた。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
背後に、元老の鶴屋北水の頑強な支持もあつて、その特異な作風が、劇壇の人たちに敬遠にちかいほどの畏怖の情を以て見られてゐた。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
おかみさんは、人々にかいほうされて、やうやく正気にかへりました。
— 鈴木三重吉 『ざんげ』 青空文庫