箪食
たんし
名詞
標準
bamboo dish of rice
文例 · 用例
人皆|原憲顔回たれというのでは無いが、蓬樞甕※箪食瓢飲でも幸福の存し得るものであることを会し得て的確ならば、貧もまた然のみ厭わねばならぬもので無いことは明らかである。
— 幸田露伴 『貧富幸不幸』 青空文庫
不憂一箪食 憂ひず一箪の食、不求五鼎滋」 求めず五鼎の滋。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
箪食飄飲は顔回が生活を保たんがためなり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
そんな江戸の時世でいながら、銅鑼亀さんの部屋にいる日傭取などは、食う話ばかりしていて箪食壺漿にたんのうしたことなどは夢にもない。
— 吉川英治 『醤油仏』 青空文庫
「――というのは、百姓万民、また神前の式事、昼夜の神楽なども、あのとおり賑々と、箪食壺漿の歓びに沸きたってはおるが、かんじんな相馬の大殿将門|君が、なんと、ややもすれば、お淋しそうな、お顔つきではあるまいか。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
そこで一同打ち揃って、お歓びに参ったわけでござりまする」 と、たずさえてきた猪や鶏を献物に捧げ、箪食壺漿して、にぎやかに帰った。
— 孔明の巻 『三国志』 青空文庫
すでにして三軍は、成都の市街を離れて、郊外へさしかかったが、郊外へ出ればここにも田園の百姓老幼が、箪食壺漿して、王師の行をねぎらった。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
苦心さんたんして持って来たんだぜ。
— 太宰治 『新郎』 青空文庫
作例 · 標準
彼は清貧を尊び、箪食と質素な暮らしの中でも学問を楽しむ心を忘れなかった。
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豪華な食事よりも、自然の中で食べる箪食のほうが、今の私には贅沢に感じられる。
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師は教え子たちに、箪食に甘んじることのできる強い精神力を持つよう諭した。
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