異図
いと
名詞頻度ランク #10448 · 青空 6 例
標準
treasonable intent
文例 · 用例
同乗の西田君に露西亜のカバレエへ案内されたが、踊子の露西亜娘は総べて頬が痩せ落ちて、さながら怪異図中のものであり、一杯のウオツカは苛烈にして、予等は唯だ其れを前にするのみであつた。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
たとひ、此が継子の皇子の異図を諷したものと言ふ本文の見解を、其儘にうけとつても、観照態度が確立して居なければ、此隠喩を含んだ叙景詩の姿の出来るはずはないと思ふ。
— 折口信夫 『叙景詩の発生』 青空文庫
織田家の用人松原郡太夫が家老の玄蕃の勢力を妬んで、玄蕃に異図のあるということを、藩主信邦に讒言をしたため、玄蕃は疑獄の人物となったが、調べが進むにしたがって、大弐と右門との企てが暗から明るみに出たのである。
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
もし列国中清国に対して異図を抱くの輩あらば、宜しく日英同盟の力を以てこれを抑制すべきである。
— 大隈重信 『世界平和の趨勢』 青空文庫
聖書の綱が性慾のコマを廻す原始人の礼儀は外界物に目も呉れないで目前のものだけを見ることでしただがだが現代文明が筆を生みました筆は外界物です現代人は目前のものに対するにその筆を用ひました発明して出来たものが不可なかつたのですだが好いとも言へますから――僕は筆を折りませうか?
— 中原中也 『迷つてゐます』 青空文庫
格別、先生の口唇が、鼻腔が可笑しいといふのぢやない、起立して、先生の後から歌ふ生徒等が可笑しいといふのでもない、それどころか、俺は大体、此の世に笑ふべきものがあらうとは思つちやゐなかつた。
— 中原中也 『夏と悲運』 青空文庫
舌もつれようともつれまいと花に嘘などつけはしないんだ。
— 中原中也 『(辛いこつた辛いこつた!)』 青空文庫
暫くゆくと自転車を坂の下に落として、自分一人は草を掴めば上れるが、自転車を置いとくわけにもいかずといふ災難者にあつた。
— 中原中也 『(七銭でバットを買つて)』 青空文庫
作例 · 標準
その密会は、国家に対する異図を企てるためのものだと疑われた。
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裁判官は、被告人の行動に明確な異図があったかどうかを慎重に判断した。
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彼は、外国勢力と結託し、国家転覆を狙う異図で逮捕された。
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異図を企む者は、厳しく罰せられるべきである。
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