杼
ひ
名詞頻度ランク #1937 · 青空 58 例
標準
shuttle (of a loom)
文例 · 用例
立ちどまり、うつらに聴けばからりこよ、杼の鳴るらしき。
— 北原白秋 『海阪』 青空文庫
立ちとまり、うつらに聴けば、からりこよ、杼の鳴るらしき。
— 北原白秋 『篁』 青空文庫
涼風葉を揺かして湲水音を和し、村歌起るところに機杼を聴く。
— 北村透谷 『客居偶録』 青空文庫
さうして機の道具の一つである杼を蒲團へ乘せた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
猫が死人を越えて渡ると化けるといつて杼は猫の防禦であつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
杼を乘せて置けば猫は渡らないと信ぜられて居るのである。
— 長塚節 『土』 青空文庫
今多く結つて居る髷は毛を小く分けて指の先でふうわりと一寸程の高さの輪に巻いてピンを横に差して押さへた、機を織る杼の中の管糸巻の様なのを、多いのは二十程、少くとも十四五を円く並べた物である。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
』――悲しみに堪へぬものから、伏しまろび、胸乳おさへて、すすり泣く、あはれ、袁杼理子。
— 蒲原有明 『春鳥集』 青空文庫
作例 · 標準
伝統的な機織りでは、杼を使って縦糸と横糸を交差させる。
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昔の機織り機には、手で操作する木製の杼が使われていた。
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古い民家の軒先で、杼の音を響かせながら布を織る女性がいた。
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