鬱憤
うっぷん
名詞頻度ランク #37482 · 青空 273 例
標準
resentment
文例 · 用例
それは私の故郷の景物を歌つたもので、鬱憤と怨恨とにみちた感激調の數篇を寄せたものであつたが、彼がその詩を讀んで行く中に、やみがたい悲痛の感動が湧きあがつてきて、心緒の興奮を押へることができなくなつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
」とさつき田舍者と言はれた鬱憤をここに於いてはらして、ちよつと溜飮がさがつた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
そしてその敍情詩は、僕の寂しい過去を語つたところの、悲憤と鬱憤に充ちたるものであつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の追憶』 青空文庫
所が最近北原白秋氏を訪ひ、蒲原氏の寂しい生活近況を聞くに及び、とりわけやるせない憂愁と鬱憤に驅られてしまつた。
— 萩原朔太郎 『蒲原有明氏の近況を聞いて』 青空文庫
文壇から絶縁し、遠く田舍にかくれてゐて、しかも絶えずかうした無禮者の闖入を受け、耐へがたき屈辱を無言に忍んで居られる蒲原氏を考へると、僕は鬱憤の押へがたい憤怒を感ずる。
— 萩原朔太郎 『蒲原有明氏の近況を聞いて』 青空文庫
北原白秋氏が氏を訪うた時、氏は心から悦んで客をもてなし、年來の長い鬱憤をもらされたさうである。
— 萩原朔太郎 『蒲原有明氏の近況を聞いて』 青空文庫
だから私の鬱憤は、君をそこに導いた社會に向つて、運命に向つて爆發するのだ。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
しかし私の内積してゐる鬱憤は、容易に會話の中に溶けなかつた。
— 萩原朔太郎 『大船驛で』 青空文庫
作例 · 標準
例句