鬱積
うっせき
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
accumulation (of discontent, frustration, etc.)
文例 · 用例
私はしだいに鬱積して酒を飮んだ。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
鬱積から爆發へ、もはや口火を點ずるばかりだ。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
驟雨に洗はれた後のやうに、何もかもさつぱりとなり、寫眞師の殘したマグネシユームの煙と一所に、すべての鬱積した空氣が窓から消散してしまつたのである。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
家が傾く鬱積を、こういう夫婦争いで両親は晴らしているのだ、と息子はつくづく味気なく感じた。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
これは第一自分の経験もないし、また観察すべき材料も手近にないからよくはわからないが、たとえば女のからだのある変化に随伴して起こりがちなヒステリーなどは、鬱積した活力が充分に発現されないために起こる病的現象だとすると、前の仮説の領域から全く離れたものとは思われない。
— 寺田寅彦 『笑い』 青空文庫
籠ったというよりは憤ろしく鬱積しているという感じだった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
それと、近頃、精力に似て、それでもない鬱積の塊のようなものが心身を張ち切らしそうに膨脹して来て、愉快とも苦痛とも言えない気持は、とても尋常の談話などしていられる時期ではないように思われた。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
今まで鬱積していた得体の判らぬ心情、それがあの煙となって渦巻き上っているのだ。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
作例 · 標準
例句