漬け菜
つけな
名詞
標準
pickled greens
文例 · 用例
併しながら「亡び行く生物」の中に、この菜の花が、次第に加わるのではなかろうか、それとも都落ちの仲間に入って、次第に我等の付近から、影を隠してしまうのではあるまいか、場末の旅籠屋などで、食膳の漬け菜の中から、菜の花の蕾が交って出ることがあるが、偶然だけに、どんなにか私を悦ばすことだろう。
— 小島烏水 『菜の花』 青空文庫
沢庵桶や漬け菜との同居である。
— 長谷川時雨 『テンコツさん一家』 青空文庫
そうしてその町の右側に、一軒の小さな八百屋があって、明く瓦斯の燃えた下に、大根、人参、漬け菜、葱、小蕪、慈姑、牛蒡、八つ頭、小松菜、独活、蓮根、里芋、林檎、蜜柑の類が堆く店に積み上げてある。
— 芥川龍之介 『葱』 青空文庫
十三 東京の冬は何よりも漬け菜の茎の色に現れてゐる。
— ――或は千九百十六年の東京―― 『都会で』 青空文庫
そして、天気のことや野菜のことに話を転じ、時なし大根や漬け菜を彼女に抜き取ってやりました。
— ――近代説話―― 『土地に還る』 青空文庫
あらゆる草の香り、濃いソース、実質に富んだポタージュ、模範的なスープ肉、すばらしい鯉、漬け菜、鵞鳥、手製の菓子、茴香とキメンとのはいってるパン、などがあった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
「おめえは会話の語尾に、ねえ、とか、よ、とかをつけなければものを言えないのか。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
ごらん下さい、私はいまこうしています、ああしていますと、いちいち説明をつけなければ指一本うごかせず咳ばらい一つできない。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
作例 · 標準
田舎から送られてきた漬け菜で、温かいご飯を食べた。
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漬け菜は、ご飯のおかずにもお酒の肴にも合う万能な一品だ。
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母が作る漬け菜は、昔ながらの素朴な味がする。
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