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挫き

くじき
名詞
1
標準
sprain
文例 · 用例
路傍に藪はあっても、竹を挫き、枝を折るほどの勢もないから、玉江の蘆は名のみ聞く、……湯のような浅沼の蘆を折取って、くるくるとまわしても、何、秋風が吹くものか。
泉鏡花 栃の実 青空文庫
もとより惜むほどの貴いものではなし、差当っての愛想にはなる事だし、また可愛がっている娘の言葉を他人の前で挫きたくもなかったからであろう、父は直に娘の言葉に同意して、自分の膳にあった小いのをも併せて贈ってくれた。
幸田露伴 太郎坊 青空文庫
おん身の才、おん身の藝は、いかなる頑なる人の心をも挫きつべし。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
その様子を視て、さすがの文三も今は殆ど志を挫き、とても我力にも及ばんと投首をした。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
後の困難な諸事情は、そういう人々の、いずれかと言えば受動的な勇気を挫き、昂奮の後の感傷や過度な内省を誘い出した。
――文芸時評―― ヒューマニズムへの道 青空文庫
これまで合法的組織として活動し、だんだん生成して来た「ナップ」を、それが国際的なプロレタリア文学運動に結びついているという点でひっかけ、挫き、無力なものとしようとするこんたんなのだ。
――「ナップ」第三回大会にふれて―― 文芸時評 青空文庫
祕密の山に常夜の燈なければ、あなたの木の根、こなたの岩角に膝を打ち足を挫きて、仆れんとする身を辛く支へ、主從手に手を取り合ひて、顏見合す毎に彌増る太息の數、春の山風身に染みて、入相の鐘の音に梵缶の響き幽なるも哀れなり。
高山樗牛 瀧口入道 青空文庫
騎士道と申しますのは、女の人に大変親切にする、強い者を挫き、弱い者をかばい助けるという精神によって貫かれたひとつの道徳でありますが、あなた方も、もし、そういうふうに、女の人に大変親切にやさしくやってくれたらと、憧れますでしょう。
宮本百合子 幸福について 青空文庫
作例 · 標準
「ああ、痛い! 足首にひどい挫きを負っちゃったみたいだ」と彼はその場にうずくまった。
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昨日のバレーボールの試合で突き指をして、関節に挫きがある。
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医者は患部を診て「骨には異常ありません。ただの挫きですよ」と診断した。
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