足首
あしくび
名詞頻度ランク #14963 · 青空 286 例
標準
ankle
文例 · 用例
ペエテルの観察した所では、このクリストフと云ふ男はひよろ長い枯木のやうなもので、それが頸と足首との二箇所で丈夫な杙に縛り附けてあるのである。
— GREISE 『老人』 青空文庫
ついでながら、揺れる電車やバスの中で立っているときの心得は、ひざの関節も足首の関節も柔らかく自由にして、そうして心もちかかとを浮かせて足の裏の前半に体重をもたせるという姿勢をとるのだそうである。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
)笛の男 (おなじく伸上る)手首、足首、腹の真中(我が臍を圧えて反る)ひゃあ、みしみしと釘の頭も見えぬまで打込んだ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
カチリ…… ハッと手を挙げて、珊瑚の六分珠をおさえながら、思わず膠についたように、足首からむずむずして、爪立ったなり小褄を取って上げたのは、謙斎の話の舌とともに、蛞蝓のあとを踏んだからで、スリッパを脱ぎ放しに釘でつけて、身ぶるいをして衝と抜いた。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
人のいない窓の一つ一つを、念入りに眺めまわしながら、なおも奥深く身を隠すように這い退って、彼の足の先に茂り合ったアカネ草の中に入ろうとしたが、その拍子に、編上靴の先で彼の足首を蹴りつけるとギクリとして振り返った。
— 夢野久作 『童貞』 青空文庫
「お客さん、足をけがしていらっしゃいますよ」 和智君は私が家内と子供を下へ伴れに往っている間に、二階の簷から飛びおりて右の足首をくじいていた。
— 田中貢太郎 『変災序記』 青空文庫
「そいつはいかん、僕がもんであげよう」 私は和智君を崩れた煉瓦の上へかけさして、くじいた足首のあたりを揉んだ。
— 田中貢太郎 『変災序記』 青空文庫
その客は私のいない間に簷から飛んで右の足首をくじいていた。
— 田中貢太郎 『死体の匂い』 青空文庫
作例 · 標準
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