持仏
じぶつ
名詞
標準
one's own Buddha statue
文例 · 用例
その平扁味な処が、恰好よく乗りますから、二つかさねて、お持仏なり、神棚へなり、お祭りになりますと、子の無い方が、いや、もう、年子にお出来なさりますと、申しますので。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
廿二日、丙午、御持仏堂に於て、聖徳太子の御影を供養せらる、真智房法橋隆宣導師たり、此事日来の御願と云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
廿二日、丙申、御持仏堂に於て、聖徳太子の聖霊会を行はる、荘厳房以下、請僧七人と云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
十七日、辛未、霽、将軍家の御持仏堂の御本尊、運慶造り奉り、京都より渡し奉らる、開眼供養の事有る可し、信濃守行光奉行として其沙汰有り。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
廿八日、壬午、晴、姶めて御本尊を御持仏堂に安置す、即ち供養の儀有り。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
朝になってお岩は持仏堂の前に坐ってお題目を唱えていた。
— 田中貢太郎 『四谷怪談』 青空文庫
そういってやると、それッきりおやめになったが、十四五枚もあった写真を、また見られちゃあ困ると思ったがね、人にも遣られず、焼くことも出来ずさ、仕方がないから、一|纏めにして、お持仏様の奥ン処へ容れておいてよ。
— 泉鏡花 『化銀杏』 青空文庫
甚六の家では屠蘇を汲み雑煮を祝おうとしたところで、持仏堂の中が怪しい音を立てて鳴りだした。
— 田中貢太郎 『一緒に歩く亡霊』 青空文庫
作例 · 標準
仏壇には、家族が代々拝んできた持仏が安置されている。
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彼は毎朝、自分の部屋にある持仏に手を合わせ、静かに祈りを捧げる。
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長年大切にされてきた持仏は、風雨にさらされても色褪せることがなかった。
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