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健忘

けんぼう
名詞
1
標準
forgetfulness
文例 · 用例
健忘症の政治家や気まぐれな学界元老などの手に任せておくにはあまりに大切な仕事である。
寺田寅彦 新春偶語 青空文庫
むしろ、人間というものが、そういうふうに驚くべく忘れっぽい健忘性な存在として創造されたという、悲しいがいかんともすることのできない自然科学的事実に基づくものであろう。
寺田寅彦 函館の大火について 青空文庫
もっともこれを忘れているおかげで今日を楽しむことができるのだという人があるかもしれないのであるが、それは個人めいめいの哲学に任せるとして、少なくも一国の為政の枢機に参与する人々だけは、この健忘症に対する診療を常々怠らないようにしてもらいたいと思う次第である。
寺田寅彦 天災と国防 青空文庫
Wという名前を覚えていないし、それこそ、なんの恩怨もないのだし、私は高等学校時代の友人の顔でさえ忘れていることが、ままあるくらいの健忘症なのに、W君の、その窓から、ひょいと出した丸い顔だけは、まっくらい舞台に一箇所スポットライトを当てたようにあざやかに眼に見えているのである。
太宰治 酒ぎらい 青空文庫
新聞の読者というものは恐ろしく健忘性なものであると仮定するか、あるいはまた新聞購読者の大多数は、ほんの気まぐれに、十日に一度|二十日に一度ぐらいその日の新聞を買って見るだけである、ということでも前提に置いて考えてみなければ全くわけのわからない「煩雑」であり「浪費」である。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
僕は特別に記憶の好い性質ではない、寧ろ健忘性に属する方だ。
牧野信一 なつかしき挿話 青空文庫
御当人がそういう健忘性だから世間からも西という公使があったかなかったか今では全く忘れられている。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
健忘症6・27(夕) 先日神戸高商の小川忠蔵、小久保|定之助の両氏が、英語専攻の学生に饗ばれた返礼を、安上りだといつてカフエエ・オリエントでする事になつた。
大正五(一九一六)年 茶話 青空文庫
作例 · 標準
最近、些細なことでも健忘がひどくなってきたと感じる。
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ストレスが溜まると、一時的に健忘の症状が出ることがある。
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祖父の健忘は、年齢のせいだと家族は心配している。
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2
標準
amnesia
作例 · 標準
事故の後、彼は一時的な健忘に陥り、自分の名前さえ思い出せなかった。
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ドラマの主人公は、謎の健忘症に苦しんでいた。
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この病気の症状の一つに、短期記憶の健忘がある。
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