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権謀

けんぼう
名詞
1
標準
scheme
文例 · 用例
そして真率|朴訥という事から出て来る無限の大勢力の前に虚飾や権謀が意気地なく敗亡する事を痛快に感じないではいられない。
寺田寅彦 津田青楓君の画と南画の芸術的価値 青空文庫
花田  そのためには日ごろの馬鹿正直をなげうって、巧みに権謀術数を用うることを誓う。
有島武郎 ドモ又の死 青空文庫
見え透いた権謀術数を、見破られていると知りながらも、仔細らしい顔つきをして、あっちでひそひそ、こっちでこそこそ、深く首肯き合ったり、目くばせしたり、なあに、たいした事でも無い癖に、つまりその策略の身振りが楽しくて、こたえられないばかりに、矢鱈に集っては打ち合せとかいう愚劣な芝居をしたがるものさ。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
叔父さんも、ポローニヤスも、こせこせした権謀術数を、なかなかお好きなようだから、二人でゆうべ打ち合せて、また何か小細工をはじめているのかも知れぬ。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
肉体の病気をなおしてやって、新生の希望を持たせ、それから精神の教化などとそんな廻りくどい権謀みたいな遠略は一さい不要なのです。
太宰治 惜別 青空文庫
昔、政党がさかんだった頃、自身は閣僚になる意志はてんで無く、ただ、誰かこいつと見込んだ男を大臣にするために、しきりに権謀術策をもちい、暗中飛躍をした男がいたが、良い例ではないけれども、まず、おれの気持もそんなとこだったろうか。
織田作之助 勧善懲悪 青空文庫
敢えてその権謀術策を挙げよというなら、間もなくおれが智慧をしぼって考えだした支店長募集など、そのひとつだろう。
織田作之助 勧善懲悪 青空文庫
おれはお前を金持ちにしてやるために、随分かげになり、日向になり権謀術策も用いて来たが、その目的も達した以上、もはやおれの出る幕ではない、と思ったのだ。
織田作之助 勧善懲悪 青空文庫
作例 · 標準
敵国の権謀を打ち破るため、将軍は綿密な計画を立てた。
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彼は権謀に長けた人物で、常に相手の一歩先を読んでいた。
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政治の世界では、権謀が日常的に飛び交っている。
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