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とろ

とろ異読 トロ
名詞頻度ランク #15961 · 青空 264
1
標準
fatty cut (esp. of tuna belly)
文例 · 用例
ああ金性の肉のおとろへ、みやま瀧ながれ、青らみいよいよおとろふ、いのれば銀の血となり、肉やぶれ谷間をはしる。
萩原朔太郎 偏狂 青空文庫
みよ空にまぼろしの島うかびて、樹木いつさいに峯にかがやき、憂愁の瀑ながれもやまず、われけふのおとろへし手を伸べ、しきりに齒がみをなし、光る無禮の風景をにくむ。
萩原朔太郎 光る風景 青空文庫
ああ尾ばな藤ばかますでに色あせ、手にも料紙はおもたくさげられ、夏はやおとろへ、山頂は風に光る。
萩原朔太郎 山頂 青空文庫
けれども人は、ひとたびこの小説を企てたその日から、みるみる痩せおとろえ、はては発狂するか自殺するか、もしくは唖者になってしまうのだ。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
「佐竹は僕から君をとろうとしたのだ。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
われ既に勇氣おとろへ暗憺として長なへに生きるに倦みたり。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
再びとろ/\として覚むれば船は既に港内に入って窓外にきらめく舷燈の赤き青き。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
さういふわけで、朝な朝な、此のお家では箒の音がする時に、台所では竈の中で、とろとろと火が燃えてるのでありました。
中原中也 家族 青空文庫
作例 · 標準
「わあ、この大とろ、口の中で一瞬で溶けちゃった!」と子供が目を輝かせて喜んだ。
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市場の競りで最高級の本まぐろが落とされ、そのとろの脂の乗りに職人たちも思わず唸った。
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脂っこいのは苦手だが、ここの中とろだけは程よい甘みがあっていくらでも食べられる気がする。
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