魚河岸
うおがし
名詞
標準
riverside fish market
文例 · 用例
誰か旧|魚河岸の方の側で手鏡を日光に曝らしてそれで反射された光束を対岸のビルディングに向けて一人で嬉しがっているものと思われた。
— 寺田寅彦 『異質触媒作用』 青空文庫
富士山の見える日本橋に「魚河岸」があって、その南と北に「丸善」と「三越」が相対しているのはなんだかおもしろい事のように思われる。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
丸善が精神の衣食住を供給しているならば三越や魚河岸は肉体の丸善であると言ってもいいわけである。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
生魚はすぐ隣に魚河岸があるからいいが、しかし三越でも猫や小猿やカナリヤを販売したらおもしろいかもしれない。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
魚河岸が築地へうつってからは、いっそう名前もすたれて、げんざいは、たいていの東京名所絵葉書から取除かれている。
— 太宰治 『葉』 青空文庫
巡査に取っては、魚河岸の侠男が身を投げたよりは、年の少い医学士と云う人間の、水に棄てたものは意外であった。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
……」 人だちの背後から覗いていたのが、連立って歩き出して、「……と言われると、第一、東京の魚河岸の様子もよく知らないで、お恥かしいよ。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
め組の惣助と云う魚河岸の大問屋が、別荘にするってよ、五百両敷金が済んでるんだ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
作例 · 標準
例句