剛健
ごうけん
形容動詞名詞頻度ランク #42560 · 青空 157 例
標準
vigour
文例 · 用例
馬返しより太郎坊まで、羊歯の小自由国や、蘚苔の小王国を保護して、樅落葉松の純林、戟を揃へて隣々相立てるあり、これありて裾野の柔美式なる色相図に、剛健なる鉄銹色を点し、無敵の冬をも呵して、一路空山|料峭の天に向ひて立つものあるなり。
— ――明治三十六年八月七日御殿場口にて観察―― 『霧の不二、月の不二』 青空文庫
男性には剛健の肉体、鬱勃たる勇気、不撓不屈の精神、鋭敏な決裁能力などが盛り上って来ます。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
剛健強勇を生命とする快男子は、須らく太陽に向かって突貫し、その力ある光勢を渾身に吸込む位の元気が無ければ駄目じゃ。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
剛健なる「意志」其の脚を失ひて、幽霊に化するなり。
— 北村透谷 『人生に相渉るとは何の謂ぞ』 青空文庫
剛健彼の如く、執着彼の如く、驕慢彼の如く、血性彼の如きものをして、志の壮偉なる事は全盛の平家を倒して孤島飄落の人を起す程にありて、而して胸中一物の希ふところなく、単だ一寺の建立を願欲せしむるに過ぎざりしもの、抑も奈何の故ある。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
その中には、上代国民の剛健素朴な日常生活や、純真無垢な忠君の精神や、天真無縫の感情生活が脈々として流れてゐるのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
――御覧な、あの数々のものの、剛健な、あり得べき夢とあり得べからざる夢の間に、忽然と展いた通りを。
— 牧野信一 『花束一つ』 青空文庫
剛健質朴を以て天下に鳴った一高の生徒たちにカルメンと持てはやされる一人の少女が居る。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
作例 · 標準
彼は若い頃から心身ともに剛健で、どんな仕事もこなしてきた。
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剛健な体を持つアスリートは、厳しいトレーニングにも耐えられる。
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この山岳地帯に住む人々は、自然の中で剛健な生活を送っている。
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