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光景

こうけい
名詞頻度ランク #4255 · 青空 5742
1
標準
scene
文例 · 用例
その男が私を抱いて、なんだか枯れかけた松林のやうな庭のやうな所を、そぞろに歩いてゐる古いフィルムでも見るやうに光景を、想ひ出すのである。
――世の母びと達に捧ぐ―― 一つの境涯 青空文庫
唯、達沢が教頭席に腰を下した儘、前方のゴタゴタした一群れ――それは何か分らぬ――に向つて、その太い腕を得意気に振廻してゐる光景のみが、彼の目に見えてゐた。
中原中也 校長 青空文庫
そこで今、この訳詩を読んだ西洋人の心象には、耶蘇教寺院のベルが鳴つてる町の通りを、美しい花輪や花束の群が、雲のやうに行列して行く光景、即ち葬式のイメーヂが浮んだのである。
萩原朔太郎 詩の翻訳について 青空文庫
境内は雜然としてかんてらの燈火が四邊一面の光景を花やかに、闇の地に浮模樣を染め出した。
萩原朔太郎 二十三夜 青空文庫
この闇の中を夢のように歩いていると、暗い中に今夜見た光景が幻影となって浮き出る。
寺田寅彦 まじょりか皿 青空文庫
忠義なハルメソンとその子が王の柩を船底に隠し、石ころをつめたにせの柩を上に飾って、フィヨルドの波をこぎ下る光景がありあり目に浮かんだ、そうしてこの音楽の律動が櫂の拍子を取って行くように思われた。
寺田寅彦 春寒 青空文庫
右手のほうでひいているメロディだけを聞くとそれは前から耳慣れた「春の歌」であるが、どうかして左手ばかりの練習をしているのを幾間か隔てた床の中で聞いていると、不思議に前の書中の幻影が頭の中によみがえって来て船戦の光景や、セント・オラーフの奇蹟が幾度となく現われては消え、消えては現われた。
寺田寅彦 春寒 青空文庫
旅行の目的は、もしも運がよかったら鯨を捕る光景が見られるというのと、もう一つは、自分の先祖のうちに一人室戸岬の東寺の住職になった人があるのでその墓参りをして来るようにという父からの命をうけていたことである。
寺田寅彦 初旅 青空文庫
作例 · 標準
夕日が海に沈む光景は、息をのむほど美しかったです。
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事故現場の悲惨な光景が、今も彼の目に焼き付いています。
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「なんて素晴らしい光景なんだ!」彼は感動して声を上げた。
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