肯綮
こうけい
名詞
標準
the essential point
文例 · 用例
そしてこの評はまさに肯綮である。
— 梶井基次郎 『『青空』のことなど』 青空文庫
併し藤房をして中興政治の禍根を指摘させて居る所など、『太平記』著者の史眼は烱々として、其の論旨は肯綮に当って居ると思う。
— 菊池寛 『四条畷の戦』 青空文庫
しかしすることはいつも肯綮にあたっていて、間然すべきところがない。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
そしてエリパズら三友の言辞の肯綮に当らずかつその同情の不足せるは、これまた第三種の災禍を知らぬからである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
故にヨブ記のこの言は何ら肯綮に当らないという人があるかも知れぬ。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
虚子、四方太の諸君は折々この点に向って肯綮にあたる議論をされるようであるが、余の見るところではやはり物足らぬ心持がする。
— 夏目漱石 『写生文』 青空文庫
彼の批評には、見当ちがいな点も多分にあったが、中には肯綮にあたった部分も少なくなかった。
— 平林初之輔 『昭和四年の文壇の概観』 青空文庫
しかし、我々が最も啓発されるのは、いずれの方面に限らず、およそ一流を極めた人の見方や批評で、これらの人の言の全部が必ずしも肯綮に当るとはいわないがある程度までは必ず傾聴すべき滋味がある。
— 伊丹万作 『「ファン」について』 青空文庫
作例 · 標準
その議論の肯綮は、環境問題への具体的な対策にあります。
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彼は常に話の肯綮を捉え、的確なアドバイスを与えてくれます。
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今回の会議で、問題の肯綮に触れる発言がありました。
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