一勝
いっしょう
名詞
標準
one win
文例 · 用例
) 然るにそれにもかかわらず、古来この両派の対陣は、文学上に於て盛んに衝突し、異端顕正の銃火をまじえ、長く一勝一敗の争論を繰返してきた。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
それでも剛情に今一勝負したいと、それでは乃公は土蔵一ツ賭ける、土蔵一ツをなにがし両のつもりにしろ、負けたら今度戦の有る節には必ず乃公が土蔵一ツを引渡すからと云うと、其男が約を果せるらしい勇士だと、ウン好かろうというので、其の口約束に従ってコマを廻して呉れる。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
しかも、キャッキャッ団を相手に一勝負しようという気になったのは、マージャンの腕への過信であろうか。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
※ 三左衛門と僧は夕方まで石を持っていたが、一勝一敗、先手になる者が勝ち後手になる者が負けて、甚しい懸隔がなかったので非常に面白かった。
— 田中貢太郎 『竈の中の顔』 青空文庫
この地勢に作られこの原野にさそはれて、吾国第一勝の松島は成れり。
— 佐左木俊郎 『文学に現れたる東北地方の地方色』 青空文庫
彼洞窟は今カプリ島の第一勝、否伊太利國の第一勝たる琅※洞(グロツタ、アツウラ)にして、舟中の少女も亦實にかのペスツムの瞽女ララなりしなり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
左に高く聳ちたるは、いはゆるロットマンが岡にて、「湖上第一勝」と題したる石碑の建てる処なり。
— 森鴎外 『うたかたの記』 青空文庫
その紅葉の美は、關東に於ける紅葉の一勝地と稱するに足る。
— 大町桂月 『赤城山』 青空文庫
作例 · 標準
創部以来ずっと地区予選の初戦で敗退していた弱小チームが、ついに悲願の一勝をもぎ取った。
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今期のリーグ戦は強豪ぞろいで、なんとか一勝をもぎ取るだけでも血の滲むような努力が必要だった。
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そのルーキーのプロ初登板での一勝は、低迷していたチーム全体に活気をもたらす起爆剤となった。
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トーナメント戦では、どんな泥臭い形であっても、まずは目先の一勝をもぎ取ることが最優先される。
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