一敗
いっぱい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #1348 · 青空 0 例
標準
one defeat
文例 · 用例
夕立雨の今や来たらんといふやうなる時、天の半を一面に蔽ひて、十万の大兵野を占めたる如く動かすべくもあらぬさまに黒みわたり、しかも其中に風を含みたりと覚しく、今や動ぎ出さんとする風情、まことに一敗の後の将卒必死を期してこと/″\く静まりかへつたるが中に勃々として抑ふべからざる殺気を含めるが如し。
— 幸田露伴 『雲のいろ/\』 青空文庫
) 然るにそれにもかかわらず、古来この両派の対陣は、文学上に於て盛んに衝突し、異端顕正の銃火をまじえ、長く一勝一敗の争論を繰返してきた。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
炳文の一敗は猶復すべし、帝炳文の敗を聞いて怒りて用いず、黄子澄の言によりて、李景隆を大将軍とし、斧鉞を賜わって炳文に代らしめたもうに至って、大事ほとんど去りぬ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
然るに一敗の故を以て、老将を退け、驕児を挙ぐ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
一敗の後、再び歐土に旗を樹てた時、殆んど復暴風浪を卷くの勢を爲したのも無理は無いのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
その頃露伴が予に謂うには、君は好んで人と議論を闘わして、ほとんど百戦百勝という有様であるが、善く泅ぐものは水に溺れ、善く騎るものは馬より墜つる訣で、早晩一の大議論家が出て、君をして一敗地に塗れしむるであろうと云った。
— 森鴎外 『鴎外漁史とは誰ぞ』 青空文庫
時は千八百十三年、モスコーの一敗辛くも巴里に遁れ帰りたる大奈翁に対し、普帝が自由と光栄の義戦を起すべく、三月十七日、大詔一下して軍を国内に徴するや、我がキヨルネルは即日筆を擲つて旗鼓の間に愛国の歩調を合し候ひき。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
かくして武部小四郎の乱、宮崎車之助の乱等が相次いで起り、相次いで潰滅し去った訳であるが、後から伝えられているところに依ると、これ等の諸先輩の挙兵が皆、鎮台と、警察に先手を打たれて一敗地に塗れた原因は、皆奈良原少年の失策に起因していた。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
作例 · 標準
開幕から無傷の連勝を続けていた横綱だったが、ついに伏兵の若手に一敗を喫した。
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「たった一敗したくらいで落ち込むな。リーグ戦はまだ始まったばかりだ」
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優勝候補のチームが予選で一敗も許されない状況に追い込まれている。
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その棋士は、タイトル戦で見事な逆転勝ちを収め、相手に今季初の一敗を与えた。
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