本地
ほんじ異読 ほんち
名詞
標準
true form of a buddha
文例 · 用例
文中の『大日本地誌』は、山崎直方佐藤伝蔵両氏の編で、地質地形等は両氏が受け持ち、部分的の地誌は、花袋らが分担記述していたのであった。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
熊本地方は温暖であるがうえに、風のないよく晴れた日だから、冬ながら六千尺の高山もさまでは寒く感じない。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
これを採用するとした上で山名の読み方が問題となるが、これは「大日本地名辞書」により、そのほかには小川氏著「日本地図帳地名索引」、また「言泉」等によることにした。
— 寺田寅彦 『火山の名について』 青空文庫
自性を徹見して本地の風光に帰入する、この境地を禅門では『帰家穏座』と形容する。
— 種田山頭火 『故郷〔扉の言葉〕』 青空文庫
昔から、日本三大森林地の一つとして数へられてゐるやうであつて、昭和四年版の日本地理風俗大系にも、「そもそも、この津軽の大森林は遠く津軽藩祖為信の遺業に因し、爾来、厳然たる制度の下に今日なほその鬱蒼をつづけ、さうしてわが国の模範林制と呼ばれてゐる。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
「大日本地震史料」にこれを文治元年七月九日と改めてある。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
然れども渠は迷溺するを免かれざりしなるべし、彼の本地は世間の道法に非ず、世間の快楽にあらず、世間の功利にあらず、進取にあらず、退守にあらず、全然一個の腕白むすこたりしなるべく、何物にか迷ひ何物にか溺るゝにあらざれば、遂に一転するの機会は非ざりしなり。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
壁には日本地圖世界地圖、萬國々旗表、といふ樣なものが張つてあり、その一方の戸棚には僅かの書物や書類と共に、幾品かの藥品が入れてあつた。
— 島三題 『樹木とその葉』 青空文庫
作例 · 標準
本地垂迹の考え方では、日本の神々は仏が本地として現れた姿だとされる。
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この観音像は、実は阿弥陀如来を本地とする権現であると言い伝えられている。
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本地の姿を知ることで、神仏習合のより深い精神性に触れることができるだろう。
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標準
land of origin
作例 · 標準
この特産品は、もともと隣の県の山奥にある集落を本地としているそうだ。
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彼は自分の本地を忘れぬよう、故郷の風景を描いた写真を常に持ち歩いている。
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数百年に及ぶ一族の歴史を遡ると、遠く九州の地が本地であることが判明した。
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