播遷
はせん
名詞
標準
wandering in a distant land
文例 · 用例
結構な身分でいて、道楽で書くくらいなら、僕ははじめから何も書きはせん。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
それを歓び楽しむことで、わしは人后に落ちはせん。
— 宮沢賢治 『疑獄元兇』 青空文庫
掌上の種われは手のうへに土を盛り、土のうへに種をまく、いま白きじようろもて土に水をそそぎしに、水はせんせんとふりそそぎ、土のつめたさはたなごころの上にぞしむ。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
馳走はせん、主客平等と思わっしゃい。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
そこであの死骸を蔵元屋から担い出いた大風呂敷か何かが、そこいらに棄てて在りはせんかと一所懸命に探しまわったが、怪しい縄一筋、細引一本見当らんじゃった。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
アトの血溜りは枯草を積んで燃やいて置いたが……」「浮き上りはせんかな」「その心配は無用無用。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
そうすると母が、『お前腹がすきはせんか、腹がすいたら餅をお喰べ、出して上げようか』と言って合財嚢の口を開きかけます。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
屋上ではせんたく物を朝風に翻すおかみさんたちの群れもある。
— 寺田寅彦 『音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」』 青空文庫
作例 · 標準
戦乱を避けて、多くの人々が故郷を離れ播遷の旅に出た。
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彼の詩には、遠い地での播遷の日々が切々と綴られている。
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播遷の末、彼は異国の地で新たな生活を築き上げた。
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