破船
はせん
名詞
標準
shipwreck
文例 · 用例
この「難破船」の遊びが前述の「神鳴り」とそっくり同じようである。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
(明治四十一年八月三十日『東京朝日新聞』)発電所は難破船 メキシコの南隣グァテマラの西海岸の一小市で近頃電灯を点ずるようになったが、その中央発電所は同市の海岸近くに坐洲したドイツの汽船である。
— 寺田寅彦 『「万年筆」欄より』 青空文庫
そこを、コンパスとスクリューを失った難破船のように、大隊がふらついていた。
— 黒島伝治 『橇』 青空文庫
人に立てられること、人に褒めそやされること、人に羨ましがられること、こういう慾望が破船に似た慧鶴青年の中にも残っていたことは不思議である。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
手が、砂地に引上げてある難破船の、纔かに其形を留めて居る、三十|石積と見覺えのある、其の舷にかゝつて、五寸釘をヒヤ/\と掴んで、また身震をした。
— 泉鏡花 『星あかり』 青空文庫
第六回 星火榴彈難破船の信號――イヤ、流星の飛ぶのでせう――無稽な三個の船燈――海幽靈め――其眼が怪しい 荒浪高き印度洋に進航つてからも、一日、二日、三日、四日、と日は暮れ、夜は明けて、五日目までは何事もなく※去つたが、其六日目の夜とはなつた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
此邊は印度洋の眞中で、眼界の達する限り島嶼などのあらう筈はない、まして約一|分の間隙をもつて發射する火箭及び星火榴彈は危急存亡を告ぐる難破船の夜間信號※『やア、大變だ/\。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
左舷の當番水夫は今や確に星火迸り、火箭飛ぶ慘憺たる難破船の信號を認めて居るには相違ないのだが、何故か平然として動ずる色もなく、籠手を翳して其方を眺めて居るのみ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
作例 · 標準
嵐の夜、漁船は岩礁に乗り上げて破船となった。
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ダイバーたちは、海底に沈んだ古い破船の調査を行っている。
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その物語は、無人島に漂着した破船の乗組員のサバイバルを描いている。
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