羽織る
はおる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to put on (coat, gown, etc.)
文例 · 用例
』文太郎君は仕立下ろしの春外套を羽織ると、それでも毎朝と変らぬ真心こめたベエゼを、エミ子に捧げて威勢よく玄関へ出て行きました。
— 渡辺温 『四月馬鹿』 青空文庫
」とホームズは立ち上がり、外套を羽織る。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
と手を通して出の三枚襲の上へ羽織ると斉しく引緊めて、裾を引いたまますッと出て座敷を消えると、色男梓君のために、健康を祝してビールの満を引くもの数をしらず。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
ああまだそれから羽織るものを、もとより男ものは一ツもない。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
詰め襟のホックをかけずに着慣れた学校服を脱ぎ捨てて、君は厚衣を羽織る身になった。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
与平はシャツを着て、着物を肩に羽織ると、炉端に上って安坐を組んで煙草を吸った。
— 林芙美子 『河沙魚』 青空文庫
そして丹前を羽織ると、縁側に出て、雨戸をガラガラと開いた。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
バスタオルを羽織る気持があるなら服をつけるぐらいのタシナミがありそうなものだ。
— 坂口安吾 『正午の殺人』 青空文庫