装い
よそおい
名詞頻度ランク #16864 · 青空 314 例
標準
dress
文例 · 用例
けれども、かれは豪放磊落を装い、かまわんかまわんと言って背広服で料理屋に乗込んだものの、玄関でも、また廊下でも、逢うひと逢うひと、ことごとく礼服である。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
浴場へ行って清澄な温泉に全身を浸し、連日の疲れを休めていると、どやどやと一度に五、六人の若い女がはいって来て、そこに居たわれわれ男性の存在には没交渉に、その華やかな衣裳を脱いで、イヴ以来の装いのままで順次に同じ浴槽の中に入り込んで来た。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
モナコの王国、円い月のかかった二つの塔の前で、黒と紅と金に装い凝らしたモンテ・カルロの巡査が、ユーロップの草花の前で澄まして直立していました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
満員の電車から終点へ下された人びとは皆働人の装いで、労働者が多かった。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
眼光鋭く、意気激しく、いずれも拳に力を籠めつつ、知らず知らず肱を張りて、強いて沈静を装いたる、一室にこの人数を容れて、燈火の光|冷かに、殺気を籠めて風寒く、満洲の天地初夜過ぎたり。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
自分が魚餌を鉤に装いつけた時であった。
— 幸田露伴 『蘆声』 青空文庫
いまは、あのように街路で無心のふうを装い、とるに足らぬもののごとくみずから卑下して、芥箱を覗きまわったりなどしてみせているが、もともと馬を斃すほどの猛獣である。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
夕食の少しまえに、私はすぐ近くの四十九聯隊の練兵場へ散歩に出て、二、三の犬が私のあとについてきて、いまにも踵をがぶりとやられはせぬかと生きた気もせず、けれども毎度のことであり、観念して無心平生を装い、ぱっと脱兎のごとく逃げたい衝動を懸命に抑え、抑え、ぶらりぶらり歩いた。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はパーティーのために、華やかな装いで現れた。
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季節の移り変わりとともに、街の装いも少しずつ変わっていく。
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今日はいつもと違うシックな装いで、みんなを驚かせた。
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