イーゼル
イーゼル
名詞
標準
easel
文例 · 用例
看病の隙に僅かな時間を割いて、近くに絵を描きに行つたと見え、左手にスケツチ箱とイーゼルを下げ、右手に七分通り描き上つてゐる三十号のカンバスを下げてゐる。
— 三好十郎 『浮標』 青空文庫
スケツチ箱とイーゼルを湯殿の前の廊下に置いてから、美緒に自分の疲れてゐる様子を見せまい為であらう、暫らくそこに立つたまゝ片手で両眼を蔽うてゐる。
— 三好十郎 『浮標』 青空文庫
洋画風の道としては、イーゼル・ピクチュアよりも壁画風なコースがこの人の任となつたことは、自然の推移であつた。
— 木村荘八 『小杉放庵』 青空文庫
イーゼルに乗せたり壁に凭れさせたりしてあった未完成の絵は、上の階の完成品と同じように化け物じみていて、この芸術家の労を惜しまない手法を示していた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『ピックマンのモデル』 青空文庫
しかも、前に老婆のひざまずいていた場所にモデル女シィヌが裸体で低い台に腰かけているし、ヴィンセントが腰かけていた場所には、同じヴィンセントがイーゼルに立てかけた全紙の木炭紙に向ってシィヌを写生しているので、瞬間、前場の光景とダブる。
— 三好十郎 『炎の人――ゴッホ小伝――』 青空文庫
下手の茶テーブルのわきに斜めに片寄せたイーゼルの上に半分描きかけの「タンギイ像」がのっている。
— 三好十郎 『炎の人――ゴッホ小伝――』 青空文庫
つまり、こうして――(手のカンバスを振りまわし、イーゼルをシャベルに仕立て、肩からさげた絵具箱をガラガラ鳴らして夢中になって仕方話)エミ (驚き、微笑しながら聞いていたが、振りまわされるカンバスでなぐられそうなので、わきにのいて)おっと、あぶない!
— 三好十郎 『炎の人――ゴッホ小伝――』 青空文庫
だから、手がこう構えていれば、腰はこうなって、足は――(しきりと仕方話で、イーゼルを振りまわす)ベル もう、よして下さいゴッホさん。
— 三好十郎 『炎の人――ゴッホ小伝――』 青空文庫
作例 · 標準
新しい絵を描き始めるために、部屋の隅に置いてあったイーゼルを広げた。
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アトリエには、大小様々なイーゼルが並べられていた。
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彼女はイーゼルに向かい、時間を忘れて絵筆を走らせていた。
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ウィキペディア
イーゼル とは、何かを載せて固定し、また飾るのに用いられる支持体である。特に画家がキャンバス、画板などを固定するのに用いる。「画架」とも訳される 。
出典: イーゼル — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0